マネージャーがいる環境、マネージャーが準備して動くことが当たり前になること、当たり前になっていることがあると思います。
これはマネージャーにとってはイライラやストレスになるときがあると思います。
でも選手にとってマネージャーがいること・マネージャーが動くことが当たり前になっていることはマネージャーとして実は良いことでもあります。
今回はこの【当たり前】に注目してみました。
マネージャーが当たり前になっている環境にストレスを感じていたり、イライラしている人に読んでもらって、なにかを気づくきっかけになればと思います。
なぜ良いことなのか?
という2つのことが【当たり前】を作り【当たり前】にしているからです。
まず部内で役割分担が出来ていることについてです。
部内の役割は・・・
です。
役割分担がしっかりできていないと練習に集中できなかったり、練習する時間が減ってしまいます。
マネージャーが仕事をやっているのか不安に思えば、仕事をしているのかが気になり、こまめに確認しなくてはいけないので練習に完全に集中することはできません。
任せられない気持ちが強ければ選手や控えの選手・後輩の選手が練習の合間にマネージャー業をしなくてはいけません。
これによって勝つために必要な練習時間が奪われます。
でも【マネージャーがサポート業務をする】と役割を決めていれば、選手がマネージャー業のことを考えずに済み自然と練習・試合に集中できる環境に近づけます。
次に仕事をしてくれるという絶対的な気持ちがあるからについてです。
わかりやすい例が【家のごはん】です。
家に帰れば親がご飯を作ってくれている、または作ってくれることは当たり前ですよね。
ご飯を作ってくれていない、ご飯を作らないなんて考えませんよね?
もし親が作ってくれない、作ってくれない日が続くなら『今日はご飯あるかな?』と考えたり、作ってくれないことを想定して『なにを作ろうかな?』って考えると思います。
してくれるという無条件な、無意識的な思いがあるから【当たり前】になるわけです。
これと似たようなことで、マネージャーは仕事をしてくれる存在と認識されて、安心している気持ちが無意識にあるから選手が練習・試合に集中できるわけです。
なので選手の中でマネージャーが当たり前なのは良いことなんです。

当たり前だからといって蔑ろにされたたり、マネージャーをバカされることを許してはダメ。もしそんなことをするような部なら辞めていい。
”当たり前じゃない”はマネージャーも同じ


役割とか当たり前じゃん

そんなの普通だよ
と思う人もいると思います。
それは”今”しか見ていないからです。
今マネージャーが出来ていることは自分自身の力ではないです。
【マネージャーがいて当たり前】ではないように【マネージャーもマネージャーができることは当たり前ではない】んです。
2020年は新型コロナの影響で当たり前だったことが当たり前でないことを身をもって体験した人は多いと思います。
といったように当たり前に感謝したことが多かったと思います。
マネージャーも同じでマネージャーがマネージャーとして活動できるのは今ある環境があってのことです。
なによりも忘れてはいけないのは歴代のチームの選手、マネージャー、監督達が作り上げてきた功績、マネージャーを受け入れていくれるチーム・選手がいるからでもあります。
歴代のマネージャーがきちんと仕事していなかったら、マネージャーに悪いイメージがつき、マネージャーは入れないと決まったかもしれません。
マネージャーを受け入れてくれる選手・監督がいなければ、マネージャーがどれだけ頑張ってもマネージャーとして仕事をできなかったかもしれません。
というように【なにかあれば今マネージャーすることができなかった】可能性があるということです。
続いていくことはただ続けるだけでは続いていけまません。
何かしらの結果、功績、信頼、敬意がなければ続くことも、残ることもできません。
たくさんのものが重なってマネージャーもマネージャーがすることが当たり前に出来ています。
はっきり言えばマネージャーの代わりは控えの選手、後輩の選手で出来ます。
マネージャーをなくそうと思えば、今からでもなくなってしまうことだって出来るんです。
だから選手に『マネージャーは当たり前じゃない!』と思うこともあると思いますが、マネージャーもマネージャーが出来ることは当たり前ではないことも忘れないで下さい。
だから今マネージャーができることに感謝しつつ、マネージャーをすることに全力で楽しんで、精一杯サポートして欲しいです。
今後、後輩・将来マネージャーをしたいと思う人がマネージャーが出来るように。
体験談:当たり前を作る大変さ

上で結構偉そうなことを言いましたが・・・私もマネージャーを当たり前と思っていた1人でした。
上のように思えたのはマネージャーを始めて当たり前を作ることを経験したからでもあります。
練習編でも少し書いていますが私がいたチームは
といった状態でした。
そこから
といったような当たり前な状態になるまでに約半年かかりました。
こうなるまでに
といったことが何度も何度も続きました。
当たり前を作るって時間もかかるし、根気もいるしで大変なことなんです。

【もし自分がマネージャーを不要と思っているチームのマネージャーとして入ったら】という状態を想像してみると、少しは歴代の大変さがわかると思うよ
この環境を作るまでにかかった半年を練習に費やすことが出来ていれば、もっともっと強くなれたと思う程、その後、チームは強くなり優勝という経験までさせてもらいました。
”当たり前じゃない!”と求めているときは危険信号

マネージャーは当たり前じゃない!
だからもっと感謝して!
と選手、監督に求めてしまっているときは危険信号です。
なぜなら見返りを求めているときでもあるからです。
つまり

当たり前じゃないから大切にして!
当たり前じゃないから大切に扱って!
と言っていることと同じだから。無意識で。
思いたくなる気持ちはわからないわけではありません。
雑な対応されたり、八つ当たりされたりとするとイラッときますもの。
でもマネージャーをすることは選んだのはあなた自身です。
なのに自分が選んだことを相手に褒めてよ、大切にしてよと思うのは違うと思いませんか?
もし選手が

俺練習頑張っているし、感謝してよ。大切に扱ってよ!
って言いますか?
言ってきたとしても

ん??自分が勝つためにしてるんだよね?
え?当たり前じゃない?
となりませんか?
そういうことなんです。
マネージャーは当たり前じゃないと言うこと、当たり前じゃないことを人に求めることは。
なので危険信号が出てきたら【なぜそんな気持ちが出てくるのか】今の自分の向き合ってみて下さい。
自分の中の満たされない気持ちから他人に自分が当たり前じゃないことをアピールしたり、人に求めたりしまっていることが原因になっていることが多いので。
危険信号を機会に自分と向き合って、自分なりのマネージャーとしてのあり方・仕事を見直すきっかけにしてみて下さいね。

「マネージャーは当たり前じゃない!」というのは簡単。
でも言う前に今やっている仕事が選手・チームの勝利に貢献できているのかも振り返ってみたり、仕事をレベルアップさせてみよう!
どうせなら「マネージャーがいるとやっぱりいいね」と選手・チームに言わせてやりましょう!
愚痴をいうより当たり前じゃないことを仕事・サポートで再確認させることが1番すっきりするよ(*^^*)!!
おわりに
当たり前を当たり前にすること、当たり前に続けること
それがマネージャーにとって大変なことです。
でも今ある当たり前は今までマネージャーをしてきた人や歴代のチームが作りだしたわけではないことを知れば、少しは今ある当たり前が違ったように見えてきませんか?
当たり前に感謝しつつ、当たり前になりすぎないようにマネージャー自身も少しづつレベルアップして変化を作りだしていきましょう。
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