社会人チームで勝負にこだわるチームのマネージャーになり20人ほどの選手と一緒に活動してきて得られたこと・成長できたことをご紹介していきたいと思います。
1人マネージャーとマネージャーが何人もいる環境では得られるものも成長できることも違うかもしれません。
同じマネージャーはいなかったものの、私は選手に怒られながら、選手のなにでない言葉などで得られたことが本当に多かったです。
なので1人マネージャーでなければ知れなかっただろうなと思うことを20個に厳選しました。
あげれば長文になってしまいますので気になる部分だけでも読んでもらえると嬉しいです。
- 20の得られたこと・知れたこと
- 1.1人ではなにもできないことを知れた
- 2.周りの協力があってこそ成り立つことを知った
- 3.選手があってこそのマネージャーだと思い知った
- 4.チームでなにかを成功させる嬉しさ・達成感を知れた
- 5.チームがうまく連携することの嬉しさ・楽しさを知れた
- 6.マネージャーは無力だと痛感した
- 7.話し合うことの大切さを知った
- 8.自分の取り扱いができるようになった
- 9.怒りをうまく使えるようになった
- 10.メリハリを覚えられた
- 11.悩むより行動の大切さを知った
- 12.余裕を作る大切さを知った
- 13.自分で仕事を見つられるようになった
- 14.自分の軸・目標がぶれなくなった
- 15.母の偉大さを身に染みた
- 16.仲間の大切さを改めて感じた
- 17.自分の好きなことを知れた
- 18.マネージャーのすごさを痛感した
- 19.自分が少し好きになった
- 20.自分の得意を仕事にする経験ができた
- 最後に
20の得られたこと・知れたこと

1.1人ではなにもできないことを知れた
昔よく「人は1人ではなっていけない」と言う言葉を聞いていて言葉の意味は理解していました。
でもスポーツの現場では実感したことが正直ありませんでした。
それがマネージャーという陰の立場になり、必然的に陰で支えてくれている人達と関わることが増え、どんな思いでしてくれているのかを知ったことで「マネージャー」をしている私ですら、こんなに多くの人達で生かされ、助けられてもらっていることを実感できました。
1人でやっていたつもりはないけれど本当に意味で1人ではなにもできないことを知ることができ、自然に周りに感謝することができるようになりました。
2.周りの協力があってこそ成り立つことを知った
大会があること、チームとして運営していくこと・・・など
チームのマネージャーをしていれば【チーム】というものにどれだけの人の協力があって成り立っているのかを知ることができました。
試合、記録会など大会1つとっても審判・運営に何百人という人が動き、何百万・何千万というお金が動き、何百万というお金が損失します。
チームが存続するためには選手の確保、お金の確保、練習場所の確保、家族の協力、登録するための資格取得など、とにかくお金・人員の確保が必要、そしてこれが1番難関でもあります。
この事実を”陰”でなければ知ることは絶対になかったと思います(お金は機密情報にもなるため)
チームが存続できること、大会ができることのありがたさをマネージャーをしたことでとてもありがたいことで頭が上がらないことだなと感じています。
3.選手があってこそのマネージャーだと思い知った
マネージャーを始める前まではどこかでマネージャーもある意味主役だと思っていました。
選手よりは目立たないけど、マネージャーもいい働きをしていれば『あのチームのマネージャーをすごい』みたいに注目してもらえるだろうと。
でもその妄想は簡単に崩されました。
全くというほど注目されない!!!!
それこそチームが勝たないなら、選手がマネージャーという単語を出さない限りは全然です。
マネージャーは選手を超えられないし、選手あってこそのマネージャーなんだと【マネージャーの立ち位置】を思い知りました。
4.チームでなにかを成功させる嬉しさ・達成感を知れた

チームで勝つ、優勝するなどチームとして目標としてことが叶ったときの嬉しさは本当に格別です。
本当に嬉しいし、達成感が半端ないほど感じるんですよ!

あーーーやってきてよかった!!
これしか言えなくなるほどもう何とも言えない嬉しさしかないです(笑)
この嬉しさを味わったらチームというものも悪くないと思うし、チームが好きになるきっかけになると思います。
5.チームがうまく連携することの嬉しさ・楽しさを知れた
達成感と少し似ているけど、これはこれでまた違った嬉しさです。
今までわからなかった問題がなにかをきっかけに理解できて問題が解けた感覚と似ている気がします。
連携は難しいし、うまくうまくいきことの方が少ないけど、うまくいき出したときの勢いやスピード感などはすごいものがあります。

このチームの実力はこんなものじゃないぜ!
ってドヤるくらい連携がうまくと気分がいいです(笑)
6.マネージャーは無力だと痛感した
チームでの嬉しさを感じながらも時には無力だなと悲しく感じることは多かったです。
勝負に直接関われるのは選手・監督・戦術・作戦のみという事実を知ってしまったからです。
その中でマネージャーも多少関わりはするがそれはサポートという間接的なものであって、直接的な原因にはなれないことの無力さはありました。
監督や選手は勝つために必要な存在と思ってくれていたとしても、負けた時には【負けた原因にすらなれないこと】を特に痛感したことを今でも覚えいます。
だからこそ【負けた原因になるくらいサポートできるマネージャーになりたい】と思えたし、今後に行動に力をくれたので悪いばかりじゃないなとも思えました。
7.話し合うことの大切さを知った
私は誰かと話し合うことが嫌いです。
自分の思った気持ちを言葉にうまく伝えられないし、伝えられたとしても相手が理解してくれるとも限らないからです。
なので【衝突しないために自分が我慢すればいい】と思って生きてきました。
でも1人マネージャーだと【自分が我慢すればいい】ができるほどの仕事量ではありませんでした。
私にとって我慢することと迷惑をかけることを天秤にかけたときに、1番嫌だったのが迷惑をかけることでした。
なのである選手に思い切って

ごめん、それは今手一杯できない。
その●●は今すぐがいい?
あとでも大丈夫ならあとでしてもいい?
と言って選手とちょっとした話し合いました。
すると

後で全然いい!
だからお願いやって!
てか手一杯なら言ってくれればいいのに。
道具持っていくね~。
と理解してくれた上に手伝いまで申し込んでくれたんです。

あれ・・・・?
意外と大丈夫だった・・・てか手一杯ってわかってなかったの!?
これがきっかけになり、自分が困ったとき・どうしようもなくなったときは「言わないと周りはわらからないからとりあえず言う!」と言い聞かせて話し合うことができるようになりました。
この時の選手には感謝です。
8.自分の取り扱いができるようになった
1人マネージャーは本当に色々”1人”です。
嬉しいときに泣いたり抱き着いたりして一緒に喜べる人、仕事で悩んでも相談できたり愚痴を言える人、仕事が大変な時に手伝ってほしいと協力を頼める人・・・・などそんな同じマネージャーがいません。
どんなに選手と仲が良くてもこれだけはできませんでした。
また選手から八つ当たりさせたりするときやうまくいかなくて切ない時も多いです。
だからこそ自分で自分の機嫌を取れるように工夫したり、自分と向き合うことで自分の感情を少しでも自分でコントロールできるようにしました。
自分の取説作りの記事はこちら▶【自分の扱いにうまくなる】自分の取り扱い説明書を作ってみよう
1人でいたからこそ自分の感情と向き合うことができたことがよかったなと思います。
9.怒りをうまく使えるようになった
今までなにかあったときのイラつき、どうしようもない怒りを覚えたときは1人で悶々と考えて、とにかく誰もに会わずにイラつき、怒りことが過ぎるまで耐えるようにしてきました。
でもメンタリストDaiGoさんの動画で怒りうまく使えることを知りました。
試しに怒りながら仕事をしてみたところ、普段よりもより集中力が増し作業が捗ったんです。

最初はムカつくっていう感情だけだったけど、仕事をしていると絶対に見返してやるみたいに負けない!って気持ちになっていったのが集中力が増した理由です。
これをきっかけに普段捗らない仕事、面倒な仕事などをムカついたときにやるようにしたりと【怒り】をうまく使えるようになりました。
おかげで社会人として働いているときも活用できているので得したなと思います!
10.メリハリを覚えられた

とにかく試合になると1日がかりの大きな仕事で大変な日です。
そんな時に1日全て全力、1日全部集中しておくことなんて無理なんですよね、疲れちゃうし。
それにマネージャーが1日がむしゃらにしていても周りの雰囲気を悪くしたり、話しかけずらくしたりする原因にもなりかねません。
なので【やるときはやる】と【力を抜くときは選手と話して気を抜く】みたいに切り替えることに取り組みました。
最初はやっぱり全然うまくいきませんでした(笑)
でも【やるとき】の切り替える時のスイッチとして【目をつぶる→深呼吸を2・3回する→『よし、やろう』と心で呟く→目をゆっくり開ける】という行動をルーティーンとしてやるようにしたら、ルーティンをするだけであっという間に切り替えることできるようになりました。
切り替えができるようになると、大事な場面での失敗が少なくなるのでマネージャーのうちに身に付けておくことをおすすめします♪
11.悩むより行動の大切さを知った
失敗談の記事に詳しく書いていますが【人見知り】を言い訳にして行動せずに怒られたことがあります。
失敗談の記事➡【失敗談】選手から怒られた話
まだご紹介していないだけで怒られたこと、注意を受けたことはたくさんあります・・・。
でも実際に行動してみれば、案外簡単なものだったり・周りの人が協力してくれたり、気遣ってくれたりして出来ることも多かったです。
チームという長い間付き合っていく人達だからこそ、勇気を振り絞って行動してよかったなと思います。
12.余裕を作る大切さを知った
何度も言いますが、1人だと本当に時間がないんですね!!
完璧にしようとすればするほど、きちんと仕事をしようとすればするほど時間がなくなり、仕事も溜まり、周りや選手を見ることが出来なくなるほど余裕がなくなってしまうことばかりでした。
のちにこれが選手から怒られることにも繋がりました・・・。
だからこそ【8割を目指すこと】を心がけたり、手間をかけなくても大丈夫なことは抜いていくことをしていき空白の時間を作りました。
時間的な余裕ができることで精神的に余裕が出来て、選手の異変にも気づくことや選手とより話して理解を深めることにもつながりました。
余裕を作るって仕事だけじゃなくて人生においても大事になるから知れてよかった!!!
13.自分で仕事を見つられるようになった
マネージャーは暇をしようと思えばいくらでも暇ができます。
ですが、それではチーム・選手からの信用・信頼あつまりません。
私がいたチームは監督が選手と兼務していたり、教えてくれる人も選手だったこともあり、なかなか仕事を教えてもらえる機会がありませんでした。
私がいたチーム事情についてはこちらの記事をどうぞ→元社会人マネージャー仕事内容を紹介【練習編】
でもやるからには仕事をしてマネージャーして認めてもらいたかった!
だからこそ小さな仕事でも率先してやったり、周りの人がしている仕事を真似し誰よりも先にすることで自分の仕事のようにしてみたりととにかく自分から仕事を見つけていきました。
そういった行動から仕事を振られることが増え、選手・選手と関わる周りの人から声をかけられるようになったりと嬉しいことが増えていきました。
マネージャーのうちに仕事の見つけ方を知っておくと、社会人として働くとき【指示がなくても動ける子】として可愛がってもらえたことがあるので、過去の自分に感謝しかないです。
14.自分の軸・目標がぶれなくなった
マネージャーを続けていて大変だったのが
ことでした。
これをうまく乗りのえていくためには【自分はどうしたいのか?】【自分はどうなりたのか?】という自分の目標・自分の軸となる部分をぶれないことがどうしても必要になりました。
他人から言われたとき、仕事に意味が見いだせなくなったときって無意識に他人や周りになにかを求めてがち・・・。
自分の軸・自分の目標となる部分がぶれないこと、常に思い出すことで【私が●●したくてマネージャーをしている!】といういい意味で責任感が出てきて、迷ったとしてもすぐに復活することができました。
あとは他人ではなく【自分がどうしたいのか?】を常に考えられるようになったのも得られたこととしては大きかったです。
15.母の偉大さを身に染みた

マネージャーをしていて母親に偉大さが本当に身に染みました。
母親がしていることに比べればマネージャーの仕事って大したことじゃないけれど、少し似ているところがあるので『これを文句も言わずに何十年って当たり前のようにやっていたのか~』と思うと頭があがりません・・・。
マネージャーをしてから自分で出来る家事は積極的にしたり、母親に恩返しをすることは増えましたね。
改めて母親って強いし、偉大です。はい。
16.仲間の大切さを改めて感じた

1人マネージャーで色々あったけど・・・・なんだかんだチーム・選手にはたくさん助けてもらって、支えてもらったなと思っています。
なにかあればアドバイスをくれて
なにかあれば相談にのってくれて
なにかあったら「俺から言っておくよ」と庇ってくれたり
なにも言わなくても率先して道具や荷物を運んでくれたり
自分たちの努力で掴んだことなのにマネージャーのおかげと言ってくれたり
同じチームとしていたことが心強かったし、チーム・仲間っていいなと思いました。
このチームでマネージャーが出来てよかったなと改めて思います。
17.自分の好きなことを知れた
マネージャーの仕事を通して色々な仕事を経験することでできました。
仕事をしていくと

この仕事は得意だな♪
この仕事はちゃっと苦手だな・・・
この仕事以外に好きかも!
など得意・苦手・好き・苦戦するなど色々なことを見つけられました。
そして自分が好きだと思うこと・そして自分が得意で人に役に立てることを発見することができました。
自分の好きを知れたことで就職・転職で仕事を選ぶ時の役に立ったのでよかったですね。
18.マネージャーのすごさを痛感した
どの仕事もそうですが、その仕事をしてみないとその仕事の辛さ・すごさってわからないです。
マネージャーもそうで実際に自分がマネージャーを経験したからこそ、辛さもすごさも葛藤も色々なことを痛感しました。
理解できるから、想像できるからこそマネージャーってすごいなと心から思います。
そして今マネージャーして頑張っている人も見ると自然とパワーをもらえます。
19.自分が少し好きになった
マネージャーをしたことで、色々な失敗をして起こられ、仕事を教えてもらい、仕事を任せてもらえるようになり、自分の行動が誰かの役に立つことを知りました。
誰かに信じてもらえること、任せてもらえること、感謝されることでより頑張ることが出来ましたし、それが【選手からの感謝】という結果にも繋がりました。
そんなこと頑張ることが出来た自分・感謝される自分がいたことで自分でもこんなにできるんだと自信と勇気をもつことができました。
社会人として辛い時も

マネージャーの時もあれだけ頑張れたんだから大丈夫!
とマネージャーをしていた自分がお守りのようになっています。
20.自分の得意を仕事にする経験ができた

個人的にですが、マネージャーの仕事は自分にあっていたと思います。
なぜなら自分では特に意識していないこと・当たり前と思ってやっていたことで人に褒められること・人から驚かれることが多かったからです。
なので他人が苦労していることが自分では普通だったので、正直マネージャーをやっていて仕事で大変と思ったことは少ないです。
そして結果として【優勝する】【チームで結果を残す】という経験をさせてもらいました。
今まで自分の好き・嫌い・やりたい・やりたくないで仕事を選ぶことはしていても、自分の得意で仕事をしたことはありませんでした。
でも自分の得意で仕事をするだけでこんなにも褒められ、びっくりされたことが生きてきた中でかなりの衝撃でした(笑)
マネージャーを通して自分の得意なことで仕事をすることの経験ができたことは本当によかったです。
ちなみに社会に出てからも好きよりも得意なことで仕事を選んだ方が、楽に仕事ができるようになったので【得意を仕事にする】こともいい選択だと思っています。
最後に
短くまとめたつもりでしたが、20個もあると案外長くなるものですね。
少し手が疲れました。
今回20個もあげたのは少しでもマネージャーになればこんな経験ができるよ!と具体的に伝えたかったからです。
少しでもなにかの役に立てば嬉しいです。
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