社会人として会社で働いた経験の中で【教える立場の人向け】に私が学んだことを共有していきたいと思います。
数が少し多いですが自分でできそうなことから始めてみて下さいね。
先輩マネージャーになる人に読んで後輩に教えるときに少し意識して先輩も後輩もどちらも苦痛がない時間にできますように。
教えるときに気をつけるポイント・12
曖昧な言葉を使わない

そこは適当でいいから
ある程度してくれたらいいから
などといったように人に曖昧な言葉は教えるときには使わないようにしましょう。
なぜなら適当も、ある程度も人によって程度が変わるものだからです。
そして初めてする人にとって適当・ある程度と言われたら加減がわからないからすごく困るからです。
言われたから適当にしたのに怒られれば

適当で言いっていったのはそっちなのに!
と思い教えてくれた人に対する印象や信用度は下がります、確実に。
なので教えるなら目安や後輩がわかるよう、後輩が行動できる言葉で伝えてあげて下さい。
【例】スポーツドリンクの粉を適当に入れて作って→スポーツドリンクの粉は半分入れて作って
教える側からか声をかける

わからないことがあったら聞いて
と言われても後輩からすると先輩に聞くのは勇気がいります。
特に先輩が忙しそうにしてたり、雰囲気が少し怖かったりしていると『聞いても大丈夫なのかな?』と心配にもなります。
その時に先輩が忙しそうなら余計に聞きづらくなってしまいます・・・。

最初ってわからないことが多いから聞くことも多くなるからさらに聞きにくい
先輩への聞きづらさで後輩がわからないままやってしまうとミスが起こったり、間違えたまま覚えていまうことにも繋がります。
それを防ぐために

ここまで終わったら声をかけてね
どこかわからないことはあった?
と言ったように定期的に報告できるようにここまでといったボーダーラインを決めてあげたり、後輩が質問しやすい雰囲気を作るためにも先輩から確認してみて下さい。
不機嫌な態度を出さない
わからないから聞いてと言われたから、わからないことを聞きにきたのに

今忙しいの!
あとにして!
と不機嫌に、怒ったようにように言われたらものすごく嫌な気持ちになり

聞きたくないな・・・
また不機嫌だったら聞くのやめようかな・・・
と思うようになります。
もちろん先輩も忙しと後輩指導でイライラするかもしれませんが後輩には先輩の事情は関係ありません。
なので忙しくても

ごめんね、今忙しいからあとでもいいかな?終わったら聞きにいくね
今は無理だからあと●分後でもいいかな?
これ終わらせるから、そこで待ってもらっていいかな?
といったように言い方を変えて伝えてみて下さい、言い方1つで悪い印象は減るのでマネージャーとしても活かせますよ!
ありがとうをたくさん伝える
なにげないことでも後輩がしてくれたときは”ありがとう”をたくさん伝えてほしいです。

マネージャーが選手からありがとうと言われて嬉しいぐらい、後輩は先輩からありがとうと言われたえらすごく嬉しいことなんです!!
先輩からでもお礼を言われたら、少しは役に立ててる感じがして頑張ろうと思ってくれるので先輩からたくさん後輩に”ありがとう”を伝えてあげて下さい。
”ごめん”もきちんと伝える
そして”ありがとう”と同じくらい伝えてほしいことは間違えたとき”ごめん”と伝えることです。
先輩だって仕事でミスしたり、なにか間違えたりすることは当然あります。
そんなときは後輩相手でも”ごめんね”を伝えて下さい。
先輩は間違えても謝らない、でも後輩は謝らないといけない。
そんな環境ではいい先輩・後輩関係は築けません。まずは先輩が行動でお手本を見せてあげて下さい。
ミス・間違いを責めない

なんでこんなことしたの?!
とミス・間違いをしたことを責めないであげてほしいです。
覚えるとき・覚えてしばらくは後輩がミス・間違えることはつきものです。
むしろ行動を起こしてないとミス・間違いは生まれません。
ミス・間違いをして覚えることだってあります。
大事なのはなぜミス・間違えたのか一緒に考えて、同じ間違いをしないようにアドバイスすること。
ミス・間違いが怖くなれば行動することが少なくなり、自分から動くことがなくなるといったことになってしまいます・・・。
素敵な後輩を育てるためにも間違い・ミスを一緒に考えて、そのミス・間違いをフォローしてあげて下さい。
メモとり・仕事を急がせない
後輩がメモをとっていたり、メモを見ながら仕事しごとをしていたら

まだ?
もういい?
と急がせるような言葉はなるべく使わないようにしてあげて下さい。
メモを取る・メモを見ながら仕事をするということは覚えようとしている表れでもあります。
そんなときに急かしてしまうと後輩もメモが雑になり、間違えなかったかもしれないところで間違えて、先輩もう1度教えなくてはいけないと後輩・先輩とも良いことはありません。
なので後輩がメモを取り終わるまで待ってあげたり、メモを取りやすいスピードで会話したり、メモする時間を作ってあげたりしてあげて下さい

これは私が後輩の立場としてメモを急かされた経験があります。
おかげで家で復習しようとしたら何を書いているのか、なにを意味しているのかわかりませんでした・・・おかげで先輩に何度も聞き直すことに(とても嫌な顔された😂)
出来て当たり前・わかっていて普通と思わない

これくらいわかるだろうから言わなくてもいいか
これは普通できるから教えなくて大丈夫だよね
と出来ること・わかっていることを”普通”だと思わずに教えることを心がけてみて下さい。
家庭環境・身の回りの環境は1人1人違います。
多くの人がしている=普通ではありません。自分が知っている=普通ではありません。
”普通”という言葉で教えてもらえないこと、”普通”だからできて当然という空気は後輩にとっては苦しくなる言葉になります。
なので”普通” ”わかるだろう”で教えることは省略せずにきちんと1つづつ教えてあげて下さいね。
1回教えた=できると思わない

この前教えたし出来るでしょう
教えたしOKだよね
という考えは捨てて下さい。
【1回で教えてできることはない】ぐらいに考えてぐらいでいいです。
先輩は言ったつもりでも言っていなかったこと、伝わっていないことは多いです。
教えて出来るようになるまでが教える人の責任でもあるので、出来るまでしっかり見守ってあげて下さい。
同じことを聞かれてもイライラしない

それ1回言ったよね?
さっきも言ったよね?
といった言葉を後輩に言わない・イライラした態度を出さないようにして下さい。
後輩が同じことを聞くということは
ということが考えられます。
なので後輩が同じことを聞いてきたときこそも1度伝えてあげうえで

なにかわからなかった?
わかりにくいところがあった?
と聞いてあげて欲しいです。
1日たくさんのことを教えてもらう後輩の頭の中はどれだけメモをとっても混乱してしまうので、指導にあたる時は何度も何度も説明するつもりの心構えでいて下さい。
指導のことは事前に決めておく
後輩が入るとわかったときには
を先輩全員で決めて後輩指導にあたってほしいです。
後輩が教えてもらうときに困ることが
と漠然と教えてもらうことです。
なので先輩全員で事前に決めておきましょう。
そして指導が始まったら、どれくらい指導が進んでいるのかを全員で共有できるように部活前に話すようにしておくのもおすすめです。
”なぜ”しなくてはいけないのか説明する

部活前にドリンクを用意しておいてね
とついすることだけを教えがちですが”なぜしなくてはいけないのか?” ”なぜ大事なのか?”も合わせて教えてあげて欲しいです。
仕事だけを教えるよりも仕事前後の背景を教えてあげることで、仕事の流れが掴みやすくなります。
仕事の流れが掴めると

これは●●だから●●しなくちゃ!
と後輩自身が考え・動けるようになるし、次の仕事まで考えられる力もつきます。
なぜ?まで教えていると指導の時間は正直かなり時間がかかりますが、最初だから教えておかないと後輩のため・選手のため・チームのためにもなりません。
いいチームにするためにも後輩には仕事の”なぜ?”をきちんと伝えてあげて下さい。
教える時に重要なのはコレ!

色々とポイントを伝えましたが・・・・なにが重要なにかを簡単に言うと【後輩が相談しやすい・聞きやすい環境をつくること】です。
そうでないと・・・
と不幸の連鎖になります。
前の項目でお伝えした
などは最終的に【後輩が相談しやすい・聞きやすい環境をつくること】ためでもあります。
教える人上手な人・慕われる先輩はどんなときでもこれらが出来ています。
そしてそんな先輩から指導を受けた後輩は辛そうな顔をしていませんし、相談・報告・連絡を後輩からしてくれるようになります。

私自身も教える人がうまい人に当たった時は行動することに不安がなく、わからないことをたくさん最初に聞けたことで、先輩の指導が外れても不安なく仕事ができた経験があります
【仕事が完璧だけど近寄りにくい先輩】と【仕事は完璧とは言わないけどいつも笑顔な人】
どちらの先輩から教えてもらいたいですか?
またはどんな先輩から教えてもらいたかったですか?
後輩を経験している先輩なら後輩の立場はよくわかると思います。
後輩が相談しやすく、何でも聞きやすい環境を作り『マネージャー楽しい!やってよかった!』と思えるお手伝いをまずは指導でしてあげて下さい。
先輩は気負いすぎないこと

後輩ができると

指導頑張ろう!
しっかり教えないと!
とつい意気込んだり、気合いが入ると思いますが先輩こそ気負いすぎないことが大事です。
教える先輩の余裕がなければ小さなことでイライラし、教えるときに気を付けたいポイントを意識することができなくなります。
そしてマネージャーの仕事もミスが増えたり、正確な判断・気配りなど出来なくなります。
後輩にしっかり教えないといけない気持ちは痛いほどにわかりますが、知り合いに教えるくらいの感覚でいる方が、気負いがなくなりスムーズに進むことって結構あります。
なので疲れたら休養を多くとるなどして無理しないように、気負いすぎないようにしてくださいね。
また仕事と後輩指導がうまくいかなくなったときは同じマネージャーにきちんと助けを求めて下さいね。
おわりに
つい最近まで私自身、新しい仕事を覚えるために教えてもらう立場を経験し、改めて大事だなと思ったことを感じたことをまとめました。
気をつけた方がいいポイントが12個もあるので『こんなに!?』と思う方もいるかもしれませんがポイントが大事なのではなく後輩が話しやすく・聞きやすく・相談しやすい環境にすることです。
後輩にも色々な性格な人がいますので、後輩1人1人の性格にあった教えた方でマネージャーの仕事だけでなく、マネージャーの楽しさ・大変さを言葉で、そして先輩の行動で伝えてあげて下さいね。
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