私が社会人でマネージャーをしていた頃、 マネージャーをやるのが珍しいのか奇妙なのか、 よく色々な質問・疑問を聞いてきました。
ですが質問に答えても「それだけ?」「ほかになにかあるでしょ?」と言われることが多かったです。
または「よくわからない」「理解できない」と言われることもありました。
『そんなに疑問でわからないことなのか?』と疑問に思い調べたら、マネージャーをすることに疑問に持っている人が多いことを知り、逆にびっくりしたことがあります。
きっとマネージャーをやっている人になんで・なぜと疑問を持っている人もたくさんいると思います。
なので経験者でもある私が綺麗ごと一切なしの本音でなぜ・なんでに答えていきたいと思います。
回答者の私について
なぜ・なんでに答える前に回答者である私について簡単に説明していきたいと思います。

タイプでいうならガチマネージャーでした。
(タイプについてはタイプは2つ。マネージャーのタイプについて解説をご覧ください)
マネージャーであっても勝ち負けにこだわっていたのでチームもそういったチームに入っていました。
そのガチタイプのマネージャーが回答者として綺麗ごと一切なしの本音でなぜ・なんでに答えます。
よくある疑問・質問
マネージャーに対すると疑問や私がよく質問されていたことをガチマネージャーはどんな気持ちでしているのか、思っているのかをまとめてみました。
大事なことなのでもう一度言います。
綺麗ごとなし、嘘なしの本音です。

なんで選手していたのにマネージャーなの?
私がマネージャーになったきっかけと理由でも書いていますが
- 選手として勝ち負けにこだわれなくなった
- スポーツが好きだったから
- 裏方の仕事をすることが好きだった
というのが1番の大きな理由です。
間近でスポーツも見られるし、選手はダメでもマネージャーだったらやれるかもしれない気持ちもありました。

マネージャーのなにがいいの?
- スポーツをスタッフとして間近で見れる
- スポーツに関わっていられる
- あわよくば勝ちに役に立てるかもっていう淡い期待を叶えられる
これぐらいかな。
マネージャーだからこれがいい!っていう理由であって選んだわけではないです。
当時はなにかしらの形でもいいからスポーツに関わっていたい気持ちが強くて、それを叶える手段としてマネージャーが最適だったので選びました。

マネージャーってあんまり仕事ないのにいるの?
いる・いらないはチームの問題。
誘われたってことはなにかしらマネージャーが必要なんだと思います。
実際にマネージャーが動けば選手の練習の時間の確保になることは事実ですからね。
まぁその時間を選手が練習に使うのかで変わってくるけど・・・。
仕事はイメージしているよりもたくさんあるから、試合は休む暇ないほど。
選手も手伝ってもくれないし。
もちろん1人マネージャーということも関係していると思いますが。
確かに仕事は選手のサポートで準備・片付け・補助が主な仕事だから必要なように見えないのもわからなくはないけれどね。

そうなの?マネージャーってあんまり仕事してないじゃん
いやいや、おしゃべりばかりして仕事してないマネージャーと一緒にしないでほしいね。
仕事をしていても余裕あるからそう見えないときもあるし、みんながいるところでの仕事はないからそう見えないこともあるので。
実際に私と1日マネージャーしてみればわかると思いますよ?
お手伝いしてくれた人は準備段階だけで「そんなにするの~?」 と驚いて途中で辞めるか、 その日以降手伝わなくなることばかりだったので。
ずっと手伝ってくれたのは小学生の子どもだけでした。
だから簡単に仕事していないと言わないでほしい。
やっているマネージャーはやっているから、きちんと見てから言ってほしい。

仕事って言っても世話係・雑用係みたいなものじゃないの?
まぁそう見えますよね。
仕事自体が地味でなにしているかわからないかもしれないけど、雑用はあくまで仕事の1つ。
でもこの雑用がメインの仕事ではなくて、他の仕事が実際はメインの仕事です。
これだけは実際に一緒に仕事をしてみないとわからない部分かもしれません。
もし雑用係だとしてもそれで選手が多く休憩取れたり、練習できて得点してくれるなら雑用でもしますね。
勝ちたいですからね。

なにが楽しいの?
仕事が楽しいか、楽しくないならのどちらかなら楽しくないです。
いくら裏方が好きでも地味だし、地味に仕事多くて大変だし、感謝されないし 『やってられない』って思うこともあります。
マネージャーに頼まなくても選手で出来るだろってこともあるし面倒なものは面倒です。
なにが楽しいかを答えるなら・・・・やっぱり勝ったときが楽しいからですね。
あとは単純にスポーツに関わっていることっているという状態が楽しかった感じもあります。
体育館の床の音、試合独特の緊張感、試合のピリピリ感、練習中の声・・・・そういった場所にいれることが楽しくてワクワクしていましたね。

大変なのにするのはなんで?
ん~・・・なんでだろう。
よく考えたらよくわかりません(笑)
大変・嫌と思うよりもスポーツに関わっていたかったんだろうと思います、きっと。
選手をしていたからスポーツのことはなんとなくわかるし、対応できるって思ったのもあると思いますけどね。
あとは経験した今だからいえることなのかもしれませんが・・・・
選手の役に立っているという経験があると大変でもその場面を思い出せてやれていたのはありますね。
褒められたから頑張るって単純だけど、やっぱり嬉しいしマネージャーにとってはなによりの褒め言葉です。

面倒じゃないの?
面倒だよ、面倒に決まっていますよ!
それでもやるのはやっぱりスポーツに関わっていたいという自分の欲のためですね。
面倒でもスポーツに関わる面倒な仕事だから妥協できるのもあります。
スポーツじゃなかったらやりたくありませんね。
あとは面倒な仕事が選手の役に立つことがわかっているなら選手のためってもあります。

・・・世話好きなの?
掃除・洗濯・食事を作っているわけじゃないから別に世話していませんよ。
マネージャーであっても明らかに選手の仕事と思うことは選手にやってもらうように言っていましたし。
仮に世話だったとしても選手のために世話はしていません。
結局勝つため、自分がやりたいからっていうのが根底にあるから選手のためではないです。
心配で口出ししたりするからお節介・世話好きなのはあるかもしれませんね・・・・。

でも結局は男目的だから世話焼くんでしょ?
モテるため、好きな人のためだけにこんな面倒なマネージャーはしないし、したくもありませんね。
学生の頃、彼氏が選手だったのでマネージャー的なことをしていましたがそれがとても面倒でイヤで、それがきっかけで別れたことがあるくらいです。
彼氏彼女であってもありがとうも言われなくなるし、やって当たり前の空気感になります。
だから彼氏・好きな人がいてもために差し入れ・応援ぐらいがちょうどいいです。
彼氏も応援に来た時に頑張るし、距離感的にもそれがちょうどよかったのを覚えています。
選手の彼女さんにマネージャーを手伝ってもらったけど逃げられたことがあります、これが物語っていると思います。

でも男好きじゃないと男だらけの中で出来ないよね?
男好きじゃなくても出来ますよ、話す度胸・勇気をもてるならですが。
信じてもらえないけど、男性と話すことは当時は苦手でした。
それで「仕事しろ」って選手から怒られたことがあるくらいです。
それでもマネージャーをしたのはマネージャーをやりたかったから、スポーツに関わりたい気持ちが強かったんですよ。
周りからみれば普通に話しているように見えるけど、心臓バクバクしながら頑張って話していることも多かったです。
選手でも苦手な人はもちろんいましたし。
でもマネージャーが苦手な人を避けるなどしてしまえば、それこそ贔屓している、男目的と言われる原因もなるし、仕事だから頑張って話していました。
話すのはあくまでもマネージャーの仕事だから話しているだけですからね。
連絡先だってキャプテンしか連絡先知らなかったしね。

女子部があるのに男子部に選ぶのは男目的だからでしょ?
違います、違います。
単純に女同士のごたごたが面倒だから男子部を選択するんです。
マネージャーするならやっぱり平和でいたいじゃないですか。
女子だけの部活は協力できれば最強だけど、ゴタゴタだと部活・マネージャーどころではなくなるので・・・。
これ言うと男子からちやほやされるって思うかもしれないけど、それは最初だけです。
場合によっては可愛くないからといってひどい扱いうけることだったあるので男子だから・女子だからは関係ないです。

好きになったりしないの?
なかったですね。
マネージャーとして関われば普段だったら見えない姿を見るから幻滅することが多かったです・・・。
もし選手を好きになったら想いを伝えたりすることもないし、見ているだけで終わると思います。
周りにも好きな人がいるとはいっても具体的なことは絶対に言わない・・・。
好きすぎて他の選手が見れないなど仕事に支障が出るならマネージャーは辞めると思います。
恋愛でゴタゴタになったチーム・選手・マネージャーを見てきたので片思いはしたとしても選手と付き合うことは個人的にはない。
裏方であるマネージャーはサポートすることが仕事なのに、恋愛でゴタゴタにしてしまう可能性がある以上私にはできない・・・。

支えている感じがそんなに好きなの?
支えている感じはやっている本人としては思ってもいないです。
最初は『 支えている自分いいな☆』と思っていた時期がありましたが、マネージャーをやっていけば支えられていることや選手のすごさに気づくことが多いし、マネージャーはやることは決めたのは自分だから支えているとは違う気がします。
この支えている感じがモチベーションになっているなら別に悪いことではないけど、マネージャーの口からこの言葉が出ているなら要注意からと経験上は思います。

感謝されたいからしているってことはあるの?
ないです。
それはマネージャーを始める前に捨ててマネージャーになったぐらいですし。
あったらマネージャーを続けるにあたって1番苦しむところにもなると思います。
そもそもマネージャーは感謝をされたくてするものではありません。
選手と一緒に勝つため、選手の勝ちをサポートするためにマネージャーするのであって、そこに見返りを求めること自体が違うので感謝を求めるならしない方がいいですね。
感謝されたいならもっと感謝されることはたくさんあります。

そんなに一生懸命マネージャーをしても役に立たない
かもしれないませんね。
でもやりたいものはやりたいので仕方ないです。
やりたいことをやっていればよかったと後悔するより役に立たない方がいいと思っています。
やれなくて後悔しても、役に立たないからやめろと言った人は責任なんてとってくれないし、言ったことを忘れているくらい無責任です。
それに役に立たなくても考えたり、感動したり、悩んだりすることでなにか変わるきっかけになると思うし、やり切った先でしかわからないこともあります。
結局、役に立つ・立たないはやった人次第ですね。
これがガチでマネージャーをやっていた人の本音です。
イメージが影響していることもあるかもしれないけど「それだけ?」って疑問を持たれるくらいの本音です、いい意味で自分の気持ちに忠実なだけです。
損・得などに目が向かないかったり、損・得の気持ちよりも上回っているからやっているだけです。
色々なマネージャーがいるので誰もが同じ気持ちではないかもしれませんが、こういう気持ちでマネージャーをやっている人もいることは知ってもらえると嬉しいです。
おわりに
自分のやりたいことだから『理解されなくてもいい』という気持ちはありますが、少しでもマネージャーのことを『わかってほしい』という気持ちはやっぱりあります。
自分が真剣にしている仕事を想像・イメージだけで「楽だからいいね」「暇そうでいいね」と決めつけて言われるのは嫌です。
自分だけならいいですが、マネージャーをやっている人全員がそう思われるのは本当に嫌です。
イメージはそう簡単に変えられないことはわかっていますが、イメージのような目的でやっていない人もいること、純粋にスポーツが好き・役に立ちたくて一生懸命しているマネージャーがいることを知ってもらえるきっかけになれば嬉しいです。
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