以前は私がしていたマネージャーの仕事内容をお伝えしました。
➡練習編、試合編
今回はマネージャーがしている主な仕事内容についてお伝えします。
向けの記事になります。
マネージャーの仕事について疑問がある人はぜひ読んでみて下さい。
そもそもマネージャーの役割って?
仕事の内容をご紹介する前に

そもそもマネージャーの役割ってなに・・・?
と思う人もいると思うのでマネージャーの役割について簡単にお話ししたいと思います。
マネージャーの役割でよく言われたり・情報として知るのは
だと思います。
それは正解です。
ですが上の2つは本来の役割ではありません。
本来の役割はチームや選手の勝利できるようにサポートすることです。

部活をする選手は「勝ち」「結果」を求めて取り組んでいます。
そのチームのマネージャーになるということはチームの勝利に貢献できるマネージャーが求められているからです。
その中に上の2つの
が入ってくるというわけです。
よく飲み物の準備・片付けがマネージャーの仕事だと思う人も多くいると思いますが・・・それは本来の役割を果たすための仕事の1つです。
そこは誤解しないようにして下さい。
準備・片付けがマネージャーの仕事になってしまってはただのお手伝いさん・雑用係です。
【マネージャーを入れるチームはチームの勝利に繋がると考えてマネージャーを入れている】
これの考えを忘れずにいて下さい。
仕事についての考え方
では疑問も多い仕事についてです。
マネージャーの仕事で悩む人や疑問に持つ人も多いと思いますが・・・
これに当てはまるならどのような仕事をしても基本はOKです。
といってもチームで決められた仕事もあると思いますが、基本的な考えは忘れないようにしてほしいです。
なので、チームで決められた仕事があると思いますのでまずはその仕事をしっかりと取り組んでいくことが1番です。
なぜならチームで決められた仕事には
ということがあるからです。
しっかりとチームでしている仕事を出来るようになったら、その中で自分で気づいたこと、出来ることを見つけていけば大丈夫です。
気づけるようになるために、勝利に貢献できるマネージャーになるためにもしっかりチームで決められた仕事をして、選手やチームのためにたくさん観察して動いていって下さいね。
▶仕事を知ることと合わせて、マネージャーになったら覚悟しておくことも知っておきましょう
主な仕事一覧
では実際、マネージャーの多くの人がやっている仕事をまとめましたので参考にしてみて下さい。
また、仕事がどのように役立っているのかを短くですが入れています。
『仕事だから』『みんなやっているから』で仕事をするのではなく『この仕事は選手やチームのどんなように役立つのか』を考えて仕事をすることで仕事へのモチベーションアップ、今後の仕事の取り組み方にも繋がってきます。
大きく役立つことだけがマネージャーの仕事ではありません。
選手が1秒でも長く休憩が取れるよう、選手が試合をする体力を使わないようにするといった小さな工夫が重なって大きな貢献に繋がることを忘れないでください。
『この仕事はしても意味がないかもと』勝手に決めずにまずはしてみて下さい。
意外なことが選手にが役立つことも多いのがマネージャーの仕事の面白さでもあります。
集中できる環境作りの仕事

ドリンクづくり、ドリンク渡し
選手が1分・1秒でも早く長く休憩・回復するために役立ちます。
休憩してから選手がやるのと用意してあるとでは、練習中の疲れ方は違ってきます。
後輩・控えが休憩時間を使って準備することはなくなります。
救急道具の管理、補充
選手がケガをしてときに必要なものがないと応急処置もできないし、処置も遅れる。
地味だけど大切な仕事。
備品の管理・補充・手入れ
選手が練習終わってからやる・してあるのとでは負担がかなり違う。
当たり前のように使えること、使える状態になることで選手にとっては気持ちよく練習に取り組めます。
監督などの伝達や雑用代行
監督は1人で多くの選手を見なければならないので、マネージャーが代わり仕事をすることも多いです。
マネージャーがしっかりと代役をすることで監督やチーム関係者からのチーム評価は高くなります。
アイシングなどの応急手当の準備・対応
ケガしてからの準備するでは遅いです。
またケガしてからの対応では動揺が生まれて冷静な対応ができない状態にもなります。
処置や対応が早ければ関係者や審判・役員からは早く対応できるチームほど、しっかりしたチームと思われるようになります。
部室の掃除
選手の仕事だけど選手任せになると全然片付かないのでマネージャーの仕事になることが多いです(選手でやれよと思う・・・)
部室は始まりと終わりの場所は綺麗な方がいいスタート・いい切り替えがしやすいと思います。
練習メニュー・日誌の記録書き
振り変えることにも活用できるし、監督が来れないときはこれを見るので大事。
またなにかを変えるとき・見直すときのきっかけになることも多いので面倒だけどしっかりつけて下さいね
ビデオ撮影
分析やチームの戦術の見直し・振り返りなど様々ことに活用できるので重要。
撮影だけでなくビデオを取る場所・撮る角度も大事なので注意して撮影して下さい
道具の準備、片付け
練習をスムーズに進めるため、選手の負担を減らすため・その時間を選手が自分の時間に使えるために地味だけど必要な仕事。
使う場所の整備:グランド、コート、トラックなど
モップ掛け、タイン引き、水たまりをうめる、水溜まりをスポンジで吸わせて取るなど。
かなり地味で目立たない仕事ですが、一歩間違えれば選手のケガにも繋がります。
小さい石や小さい段差など小さなことでバランスを崩してケガすることも多いです。
もしバランスを崩して転んだとしても、そこに石があればケガもひどくことだってあります。
おろそかにできない仕事です。
勝利に貢献するサポートの仕事

スコアつけ
スコアつけは簡単にように見えますが、実は勉強していないと出来ないことです。
スコアつけは得点だけではなく
●得点時のボールのコース
●ボールの種類得点に絡んだ人(アシストした人)
●アシスト以外にいたメンバー
●得点時間
など様々なことも合わせて記入していますのでルール~スコアの付け方まで。
スコアは分析・見直すときなどに活用されるので責任ある大切な仕事です。
ケガの手当てと対応
これも勉強していないとできないことです。
医務室・保健室があるにしても応急処理ができるのとでは、その後の対応も変わってきます。
テーピングも出来るなら出来た方がいいです。
テーピングは自分でもできますがかなり大変です。
テーピングが出来る人がいれば試合途中にケガをしても『対応できる人がいる』と選手・チームとしてもさらに精神的な支えにもなれます。
練習の補助
●ボール出し
●ボール拾い
●タイム計測
●距離や回数のカウント
など。
選手だけでするよりも練習に集中できること、選手の休憩時間の確保などに繋がります。
これは競技や練習自体を理解していないとできない出来ないものです。
マネージャーの動き次第では練習の流れに支障をきたすので、責任ある大切な仕事です。
試合の運営補助
●アナウンス、
●ボール拾い
●駐車場の案内係
●来賓・来客の対応
など。
多くの人が集まる場所ではマネージャーの行動次第でチームの影響にも関わってくる重要な仕事です。
失礼があれば「あのチームのマネージャーは・・・」となるのでしっかり対応をしていきましょう。
場所取り・テントなどの設営
たかが場所取り、されど場所取りです。
日陰・日向、試合が見やすい場所、アップ場所に近い・遠い、ほどよく視界が隠れる場所など条件によって選手の待機時間・移動時間も変わってきます。
良いチームはやっぱりいい場所にテントや場所取りしてあるところが多いです。
強豪校ならすげに定位置として暗黙の了解で決まっていることもあるので、どういう場所に場所取りしているかを参考にしてみるといいですよ。
ユニフォームなどのチェックと多めに持参
これは選手自身がしっかり管理すべき所だけど・・・試合直前になって忘れ物や不備に気づくことは本当に多い。
ユニフォームに不備があれば場合によっては試合に出れないこともあるのでマネージャーが管理することで安心して試合に臨めることにも繋がります。
試合に関わる雑務
●審判との打ち合わせ
●欠場届
●メンバー変更などの必要書類の提出
●記録の記入
など。
試合当日は選手が試合に集中するため、また試合をスムーズに進めるためにも大事な仕事。
選手の時間管理
●ウォーミングアップ
●ダウンクール
●受付などの時間の把握
●選手に受付などしたか確認
など。
出来る選手もいますが忘れる・遅れる・勘違いしている選手が本当に多いです。
なので2重に確認できることで忘れ防止を防げます。
試合の出場にも関わることなのでマネージャーがしっかり確認したいことろです。
データ分析、情報収集
●アシスト率
●得点率
●相手の苦手を探す
●相手の要注意ポイントを探す
●ビデオ撮影・偵察
など。
これができるマネージャーがいれば最高です。
勝利をサポートするだけでなく選手並みに大切な存在になります。
選手もある程度はわかっていますが、数字で表すことではっきりとしたことがわかるので助かるものです。
情報収集も選手の練習時間を削ることがないし、試合の勝敗・その試合の内容などもわかるのでチームにとって一切無駄になることはありません。
ポイント

最後に仕事をするうえでのポイントを3つご紹介しますね。
①基本的な環境作りの仕事こそきちんとする
基本的な環境作りの仕事は慣れてくるとつい手を抜きがちです。
ですが、こういう所で手を抜くのかしっかりできるのかで選手・監督からの信用度は違ってきます。
バレないと思って手を抜いたとしても、色々な仕事の場面で手を抜くことが表れるため、次第にバレます。
特に環境作りの面は選手が1番見ているようで見ているので、手を抜けば選手から当然怒られます。
環境つくりという手の抜きたがる仕事こときちんとすることは大切です。
②周りのことを知り・勉強
マネージャーはサポート側になります。
サポートするためには自分から周りのことを知っていくことが大切です。
なぜなら選手・チームを知らないといいサポートすることはできません。
マネージャーだから向こうから来てくれると思っていたらダメです。
自分からたくさん行動していきましょう!
③行動して工夫・改善
仕事は固定された仕事だけが仕事ではありません。
選手という人が相手になる仕事なので、選手によって変えていくこと・合わせていくことも求められます。
その練習として自分の身近なことや自分の仕事から工夫・改善することをしていき、いざというときのために準備しておきましょう。
最後に
仕事一覧を見てわかると思いますが・・・マネージャーの仕事はかなり地味なことが多いので目立つことはありません。
サポートとは程遠いと感じる仕事も多いです。
ですが、1つ1つの仕事の意味を考えると大切な仕事はたくさんあります。
それに当たり前のような仕事を当たり前のする人がいることで【きちんと仕事をしてくれるマネージャーがいる】という安定感や安心感をチーム・選手に与えることができます。
きちんとしてくれる存在はいつかは頼られる存在にもなります。
当たり前に支えることのできるマネージャーになってチームに必要なマネージャーになってください。
▼コメントはこちらから