元社会人マネージャーが送る部活のマネージャーのためのブログ

【マネージャーおすすめ】選手の対応に慣れる・選手の取説作り

自己管理・強化

マネージャーは選手のサポートですが、そのサポートにためには自分自身の管理する力が必要になってきます。

前作の【自分の扱いにうまくなる】自分の取り扱い説明書を作ってみようの選手バージョンの取説作りの記事になります。



選手の取説を作る理由は選手からの防御&選手への慣れ・対応対策が理由です。

選手の取説作りといっても前回の【自分の扱いにうまくなる】自分の取り扱い説明書を作ってみようの作りと似た作り方になります。

初めて作る方も自分の取説を作られた方でも、できるようにしてますので活用していただけると嬉しいです。

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取説を作るメリット・デメリット

作る前にまず、自分の取り扱い説明書を作ることのメリット・デメリットをご紹介します。

まずは選手の取り扱い説明書をつくるメリットはこちら。

  • 選手を良い所・悪い所を知ることができる
  • 知ろうとすることで今まで知らなかった再発見がある
  • 選手からイヤな対応されても【はいはい、あの癖が出ました~】と平気になれる
  • なんとなく選手の機嫌や調子の加減がわかるようになる
  • 選手のイヤなことをしなくてすむ(トラブルが避けられる)
  • 同じ失敗を繰り返さなくなる


紙に書きだすことで良いところも、悪いことろも整理・把握しやすくなります。

そして記憶に残りやすくなります。

選手の人数が多ければ尚更です。


マネージャーはチーム・選手の中心に動きます。

その中心人物である選手を知ることでサポートもしやすくなりますし、余計なサポートをして怒らせることも減ります。

八つ当たりされても選手の人間性にムカつくのではなく、選手の癖の発動の状況が理解できるようになり、マネージャー自身も無駄に自分を責めたり、ムカつくことを減らせることができます。

カラリ
カラリ

なにかミス・失敗したときに『だからあなたは・・・』と自分の人間・性格を否定されたら悲しいし、ムカつきますよね?

なにかが起きたときは『やった人』が悪いのではなく『やった人の状況・環境』がそうさせています(これはメンタリストDaiGoさんが言ってました)

ミスを起こした人ではなく、ミスした状況・環境に目を向けることで次に生かせることができ、ミスしやすい状況が理解できればみんなフォローすることもできます。


基本的にはプラスになることが多いですがデメリットを上げるなら・・・

  • 作るのに時間がかかる
  • 作り慣れるのに時間がかかる
  • 選手を知るこために見ることが必要になる
  • 知るために観察・コミュニケーションを取る必要がある
  • 嫌いな人・苦手な人のあ人の良い所も見ないといけない

があります。

どうしても知るために、対処法を見つけていくために時間がかかることは避けて通れません。



ですが!

女性が生理前のようにイライラしたり、甘いものが欲しくなったり、胸が張ったりするようになにか起きる前の予兆や起きる前の癖がありますよね?

予兆や癖を選手で見つけることで選手から八つ当たりや傷つくことを言われても『忙しいからいつもの八つ当たりが発動したか~』とマネージャーの心を守る盾になってくれます。

選手の取説を作ってマネージャーである自分の心を守る盾を作りましょう!

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選手の取説の作り方

ではさっそく作り方の説明に入りたいと思います。

なにかを買ったときに付いてくる取り扱い説明書をイメージしてもらえるとOKです。

取り扱い説明書はだいだい

  • 使い方の説明
  • よくあるトラブルの説明・解説
  • トラブル時の対策法

といった内容ですね。

なのでこれを真似した形で作っていきます!

1.選手のことをとにかく書き出してみる

最初はまず自分のことを書き出します。

書き出すと一言でいってもわからないと思うので元チームメイトだったA選手を例にして説明していきます。

▼元チームメイトだったA選手を例に書き出すならこんな感じです


書き出す項目は

  • 性格
  • チーム的な役割、ポジション
  • 選手のすごいところ
  • 選手の良いところ
  • 特徴

といった項目を中心に書き出してみて下さい。


2.選手の苦手なことを書きだす

次はマネージャーとして

  • 選手からされてイヤなところ
  • 選手の苦手なところ
  • 選手の対応で悩んでいるところ

などを書き出します。





▼私が元チームメイトだったA選手が苦手だった・イヤなところです


3.②の対応策を書きだす

では②で書き出した選手の苦手・イヤなところに対して対策を練ります。

  • 苦手な態度が出てもや悩まずに対応できる
  • イヤなところが出ても、対応に悩むことなく対応できる
  • 自分が無理することなく・マネージャーとしてもOKな対応ができる

ようにするための対策です。


苦手をなくせるならそれがいいですが・・・苦手・合わないは簡単になくせるものではありません。

無理に好きになる必要もないし、嫌いと思わないようにしよう!とする必要もありません。

苦手・合わなくてもマネージャーとして他の選手と変わらないサポート・フォローができればできれば十分です。


▼ちなみに私が元チームメイトだったA選手に立てた対策(紫の字)はこんな感じです



対策を書き出す時のポイントとしてはなるべく多くの対策を書き出すこと&マネージャーとしてできることを書き出ます。



マネージャーとして苦手な選手と接するときに気をつけて欲しいのは2つ

①苦手・合わないといってサポートもフォローもしないまたは他の選手よりもサポート・フォローが少なくなること

②苦手だからといって他の選手と比べて対応が変わること

この2つをしなければ苦手だろうが合わないだろうが、どうでもいいと思っています。

大事なのはマネージャーとしてどんな選手でもサポート・フォローをしっかりすることです。




マネージャーとして好き・嫌いという感情だけで動かないようにするためにも、ここでは【個人】ではなく【チームのマネージャー】として見て対応・対策を考えてましょう。


4.対策の結果と修正

取り扱い説明書を作るので選手+自分に合っていなければ意味がありません

なので、考えついた対策法が自分+選手に合っているのかを全部試して評価して、修正するのがここですることになります。



▼私が元チームメイトだったA選手に試した対策の評価(赤字)はこんな感じです

書き方は自分がわかりやすければなんでもOKです。


ただ評価するときにしてほしいのが

  • なぜ合わなかったのか自分なりの考えを書き出す
  • 合うときもなにが合ったのか自分なりの考えを書き出す
  • 評価したら結果をもとに次の対策も合わせて練る

ことです。

面倒だと思うかもしれませんが実はここが重要です。

合わなかったこと・合ったことの理由を残しておくことで自分+選手の対策が作れます

また自分+選手に合った対応がわかればそれが基礎となり、そこからわかったことは次の対応にも繋がりますので頑張ってしてほしいです。

(番外編)選手が良くやっている行動を書き、できるサポートを書きだす

この項目は選手のよくやって行動や癖からマネージャーとしてのサポート内容を増やすためのものです。

▼元チームメイトだったA選手の行動パターンから見たサポート内容

選手の癖やいつもしているところを掴むことでさらなるサポートに繋がります。



これは団体競技・個人競技に関わらずです。

マネージャーはチームとしてのサポートをすることが主になります。

なので各選手に合わせたサポートが出来ているわけでないです。

『今よりももっとマネージャーとして仕事をしたい』

『より選手をサポートしたい』

と思う方はぜひ番外編を取り入れてみて下さいね。



取説作成ポイント

  • 悪いことろばかり見ない
  • 人としてではなくマネージャーとして見る
  • 好き・嫌いといった感情抜きで考える

ここで大切にしてほしいところは自分の好き・嫌いという感情を出し過ぎないことです。

ここはあくまでのマネージャーとして選手の取説作りです。

嫌いなところしかない・・・

良いことろは思いつかない・・・

と悩む人もいると思います。

私も最初から選手の良いとことろを探せたわけではありませんので、最初はそれでもOKです。


なのでどうしても良いことろが見つけられない人は

得点をよく決める、誰とでも話している、肝心な場面で頼りになる、アシスト率高い・・・など

といったようなことから良いことろを見つけてみて下さい!

おわりに

自分の取説よりも選手の取説は他人を見るため、少し難しくなると思います。

難しいなら、どれか1つでもまずはやってみるでもOKです。

選手からの防御&選手への慣れ・対応対策として役立てもらえると嬉しいです。

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カラリ

元社会人マネージャーのカラリです。
プロフ画像は本人ではありません。

●社会人チームでのマネージャー経験6年
●チームでの優勝経験数回あり
●陸上での裏方経験10年以上

マネージャーで経験したこと・見たことなど私自身が体験したことを発信しています。

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