
マネージャーがいても変わらない
マネージャーって必要?
マネージャーがいても一緒
など言われて不安に思う方、悩んでいる方もいると思います。
果たしてそうなのか。
【選手・マネージャー・裏方】と様々な場面から見てきた私の考えをお伝えします。
結論
結論から言うと・・・
マネージャーがいらない・不要とは思わないです。
とはいえ私もマネージャーを始めた頃は『チームや選手の役に立てばいいな』と思っていましたが、マネージャーが入っただけでチームが変わるとは思っていませんでした。
いらないと思わなくなったのは自分が体験したからです。
理由
知らない人が言っている

マネージャーをいらない・必要ないと言っている人には特徴があります。
部活をしてきていない
チームにマネージャーがいない・いない期間が長い
などの経験していない人が言っていました。
少なくとも私がマネージャーをしている時に色々と言ってきた人、全員に当てはまっていました。
経験がなく知らない人から言われても、その本人の意見でしかありません。
また必要かどうかを決めるのはチームです。
なので、チームに関係していない人・経験していない人の意見は参考にしなくていいと知りました。
ひとくくりに決めた考えだから

部活にいたマネージャーが仕事をしなかったからいらない
マネージャーがいなくても選手だけで出来たから
男目的のマネージャーばかりだから
なども①にはまります。それに加えてひとくくりに決めつけた考えだからです。
仕事をするマネージャーに出会ってないから知らない
自分達で来たからマネージャーは知らない
男目的だからマネージャーいらない
うえに
仕事をしないマネージャーがいたからマネージャーはいらない
自分達選手で出来たからマネージャーはいらない
周りのマネージャーが男目的ばかりだったからマネージャーはいらない
とひとくくりにして決めつけています。
「元彼が浮気したから男全員浮気する。信じられない」と同じようなことです。
でも実際はそうではないですよね?
マネージャーのことも同じです。
そんなマネージャーだけではありません。
(そんなマネージャーと出会ったことはものすごく悲しいことですが・・・)
「選手だけでしてきたからわからない」
「知らないからわからない」
「自分が仕事をしないマネージャー・男目的でマネージャーをしていた人しか知らないから悪い印象しかない」
「選手だけでできるのも事実」
だけでいいのにそこに「いらない」と決めつけが入るのは違うな思います。
マネージャーがいない経験、いらないと思う経験しか知らないのに・・・。
仕事をするマネージャー入れて1度体験してもらいたいです。
体験談
本音を聞いた

プロじゃない
控えや後輩がすればいい
と思う方や同じ体験をしてきた人も多いと思います。
ですが・・・・プロじゃなくても控えも後輩もみんな選手です。
いつどこで結果が出るなんて・チャンスが回ってくるなんて誰もわかりません。
箱根駅伝のように今まで無名だった選手・いつも控えだった選手が結果を出すことだってあります。
『勝ちたい、負けたくない、活躍したい、試合に出たい』という気持ちをマネージャーがいれば後押しすることができます。
私はマネージャー・裏方で『本当は練習をもっとしたい』という言葉をたくさん聞いてきました。
これがマネージャーなど裏方のことをしている選手の本音なんです。
マネージャーをしていた頃、チームでマネージャーをしていた選手からは仕事を代わろうとした時にふとした時に聞きました。
私 「それ代わりましょうか?」
選手「これは俺ら選手がすることになっているから気にしなくていいよ」
私 「え?でもいつも●●さんがしていますよね?」
選手「あー…誰もしないからね。それにすることは嫌じゃないから。
でも俺だってこんなとせずにもっと練習したいし、たまには代わってほしいと思うけどね」
また裏方をしていた補助員として手伝ってくれた控えや後輩の選手からは
といったことを聞きました。
無理やりさせられていると感じているのが選手の本音です。
マネージャーがいれば少なくとも選手から『もっと練習したい』と言わせずに済むんです。
割かれている時間を知った

マネージャーがいらないと思う理由として選手で出来るからと思うかもしれませんがその通りだと思います。
私も選手時代は選手全員でしていたし、マネージャーで入ったチームも長い間マネージャーがいなくてもしっかり機能していました。
ですが後輩・控え・一部の人だけが動いていることで機能しているのもまた事実です。
それに選手だけでしていても『これがないなら練習できる』『これをせずに休みたい』と思うことだってあるはずです。私が選手の時はそう思っていました。
そりゃあそうです。
実際マネージャー業をすることで練習時間はかなり削られています。
私がいたチームでマネージャー業も兼務していた選手で実例をどれだけ時間が削られているのか簡単に説明します。
私のチームの1回の練習時間は約3時間。
その中でマネージャー業に使っている時間はドリンクの準備、補給、道具の準備、お金の徴収、鍵の返却、道具の片付け、タイム計測などを含めて合計して約30分(これはおおよその平均時間)
週に2回の練習なので1カ月で8回練習として約4時間。
これを1年間続けると約48時間。
あくまでも練習時間内でのマネージャー業に削られる平均時間です。
その他に鍵を開けるために早く来る、手続き関連で動くことを含めるともっと時間が割かれます。
マネージャー業の時間を練習に回せたらどれだけ練習できるか・・・・。
もちろんマネージャー業をしている選手は足りない分の練習はプライベートの時間で作って自主練していました。
でも過ぎた時間は取り戻せないし、どうしても遅れは出てしまいます。
選手で出来たとしても上を目指していくためには限界が出るし誰かが犠牲になります。
『練習をもっとしたい』と思わせても選手がしなくてはいけないものでしょうか?
選手の練習時間を犠牲にしてまで選手がマネージャー業をする意味はあるのでしょうか?
この理由と体験からマネージャーはいらないとは思わなくなりました。
少なくとも選手の負担を減らす・練習時間や体のケアにあてる時間の確保はできます。
これにより控え選手や後輩選手に力がつけば、選手層が厚いチーム作りにも繋がってくるはずです。
限りある時間だから

選手でいられる時間は短いです。
そして短い時間の中でもケガやリハビリで苦しむことだって多いです。
結果が出ないから選手からマネージャーに転向させられた人
ケガで続けたくても選手を続けられなかった人
今までたくさん見てきました。
そして続けたとしても勝って終わる有終の美で終わることは一部の人だけです。
負けて悔しくて終わることが大半の世界です。
そういった世界の中で選手が唯一出来ることは【後悔しないために全うすること】だと思っています。
悔しいけど後悔はない
やることはやった
これまでやってきてよかった
そう思えることは意外にも難しいことですし、こう思えることはある意味1番だと思います。
次に進むためにも。
選手が悔いなく終わるためにも、少しでも後悔がなく終われるためにも、選手が選手として最後を終われるためにもマネージャーが必要ないとは思えません。
1番の本音

マネージャーがいる・いらないと決めたいわけではありません。
いる・いらないで決められるものではないと思っています。
必要なら入れる
必要ないならチーム全員でする
それでいいと思っています。
チーム事情や過去のことなど色々なこともあるので。
それにマネージャーを入れるにもメリット・デメリットがあります。
それこそ仕事をしないマネージャーに当たれば最悪な状況になります。
一方的な意見を信じるのではなく、メリット・デメリットを考えたうえで選んでもらえればいいなと思います。
そしてマネージャーは雑用係ではないです。
純粋に裏方が好き、好きな競技でマネージャーとして役に立ちたいと思う人もいます。
マネージャーをただの雑用として使うのではなく、上手に分担し役目を与えることで素晴らしい仕事をしてくれます。
チームの強化にも繋がるので自分達のチームのため、マネージャーのためにもマネージャーのことをしっかり考えて上手く使ってほしいです。
最後に
以上が裏方・選手・マネージャーを体験した私の考えです。
マネージャーがいらないと思わないためにもマネージャーのことを知り・考え・勉強して真剣に取り組む人が増えることを願っています。
そのためにこのブログが少しでも役に立てるように私も頑張っていきます。
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