以前、仕事内容について元社会人マネージャーである私がしていたことを書きました。
仕事に関する記事はこちら➡やっていた仕事(練習編)、やっていた仕事(試合編)
仕事内容を一歩進んだ【仕事中いったい何を意識して仕事していたのか、何を考えて仕事に取り組んでいたのか】についてお話ししていきたいと思います。
7つの意識と目的
7つを意識することにしたのかその目的を図でご紹介します👇

なぜこの7つで、この目的だったかというとなりたいマネージャー像に近づくためになにをすればいいのか考えた結果、こうなりました。
私のなりたいマネージャー像というか目標はコロコロ変わっていました。
目標が変わるたびにどうすればいいのかを考えてきました。
でも目標が変わっても変わらなかったのがこの7つでした。
ここから詳しく1つづつ説明していきます。
1・選手より動く
目的:慣れてもらう&イメージアップ
長くマネージャーがいなかったチームで突然現れた素人マネージャー。
おまけにチームとしてもマネージャーに慣れていなかったこともあり警戒されていました。
なのでマネージャーがいて、マネージャーがするという環境に慣れてもらうことからあ始める必要がありました。
それに慣れてもらうためにもイメージを悪くしない、または少しでもイメージが良くなるように動く必要があったためです。

これは選手と話すようになった時に選手からに言われたけど・・・【マネージャー=動かない・応援しているだけの存在】だと思われていたらしい
動くためにやったことは単純なことばかりで・・・
といった感じでとにかく選手にマネージャーができそうな仕事をさせない、とられないように動いていました。
そのうちに選手やチーム以外の人に【よく動く子】という印象をもってもらえ、覚えてもらえることが増えました。

今思うと【よく動く子】で覚えられるってことはマネージャーで動く人は少ないってことかもしれない・・・
おかげで仕事を頼まれることが増え、会話も少しづつ増えていき、マネージャーがいてマネージャーが動くことに慣れてもらうことができました。
それに動くマネージャーがチームにいることでチームの印象アップした記憶があります。
また自分自身も動くことで仕事を早く覚えることができるのでラッキーでした。
動くことが大事だと思えたのは失敗があったからです。
女を出しすぎない
目的:慣れてもらう&イメージアップ
選手の彼女や奥さんが観戦に来られるので女子ウケ重視のためです。
また今後マネージャーを続けるうえで【男目的】ではないこと示すためでもあります。
特に女性がマネージャーにもつイメージは男目的でマネージャーをしていというイメージが強いです。
どんなに動いていても、女をだしすぎているだけ【媚びている】と思われイメージは悪くなります。
▷どんなヘアメイク、メイクが嫌われやすいのかは嫌われるマネージャーの特徴で紹介しています
特に話し方をモゴモゴと話さずにハキハキ話すようにしたり、語尾を「そうなんですか~?」を「そうなんですか?」と伸ばさないだけでも、ぶりっ子感は減るので意識していました。
無理に男っぽくするわけではなくマネージャーときはしっかりした女性を演出するって感じに近いです。
おかげで彼女さん達からもなにも言われることはなく、手伝ってもらったり、労ってい言葉をかけて頂くことが多くありました。
選手目線で考えて動く
目的:選手との信頼作り&選手を知るため
上の2つをしてマネージャーという自分がいることに慣れてもらえたと感じた頃、次のステップとしてマネージャーとして信用してもらえるように動くことに切り替えました。
マネージャの仕事は選手が練習や試合に集中できる環境にしてあげることを重視していたので選手の立場で考えて
といったことを選手の様子・行動をみて自分で考えて動いていきました。
ほかには選手に「直接●●しましょうか?」と聞いたり、選手の様子を見て手伝ってみて、その様子を観察したりと情報収集をしていました。
これを続けていると選手が【マネージャーが俺たちの必要なことに動いてくれる】と思ってくれるようになり、自然と練習・試合だけに集中するようになりました。
マネージャーがいるチームは【マネージャーが必要なことに動いてくれる】という意識が浸透しているので実感がわかないかもしれませんが、マネージャーが長年いなかったチームでマネージャーを始めた私のチームは、選手が練習のことだけを考えるようになり、話し合いが増え、成績も徐々によくなっていきました。
選手に応える努力
目的:選手との信頼作り&選手を知るため
応える努力をした理由は2つあります。
選手から意見が出るということは選手が望むことだったり、その時選手に必要なことがほとんど。

これは話すようになった時に選手から言われたけど、マネージャーに言う選手も結構勇気がいるらしいよ
だから選手から「●●のときは●●してほしい」と言われたら、それを叶えられるように応えるようにしていました。
少なくともその場ですぐに「出来ません」「忙しいので無理です」とすぐに断ること、返事だけしてやらないことだけは絶対にしないように意識していました。
もしマネージャー的には【今】それをやることが難しいとしても
出来る限り選手の意見に応えるように力をつくしていました。
断らないことで『チーム・選手のためにしてくれる・頑張ってくれる』というアピールすることもできると思います。
とはいえ選手が言ってくる中に納得できないことやなぜマネージャーがしないといけないことなのか?と疑問に思うこともありました。
その時は自分でもなぜそれをして欲しいのかを考えたうえで、選手と話し合うこともありました。
理由がただ「動くのがきついからやってほしい」だけという理由しかないだけ、説明をして断るということをしていました。
マネージャーはただ都合のい雑用係でも、お世話係でもありませんからね。
自主練習につきあう
目的:選手との信頼作り&選手を知るため
これは選手を知るためです。
自主練習につきあうことで普段選手に聞けないことを聞けたり、普段見れない姿を見ることが出来るので、率先にして自主練習に参加してよかったなと思っています。
自主練習につき合ったことをきっかけに仲良くなった選手もたくさんいました。
意識しなくても出来ることですが、なぜ意識していたかというと
気が付けば練習後に集まって自主練習にしていたり、練習前に先に来て準備していたりすることがあったからです。
だから意識していないと自主練習していることに気が付けないので意識していました。
自主練習でしか見れない・知れない姿があるので、慣れてからは自主練習につき合うというよりは自主練習に参加するという感じで自分から進んで参加していく感じに好きになっていました。
仕事全体を把握し、優先順位を意識
目的:余裕を作るため
何かしらの事情でマネージャーの仕事が遅くなった時、余裕をもって仕事が出来る、遅れても選手がしてほしい事を先にしておくことで選手に心配をかけることも減るからです。
特に私の場合は1人マネージャーということもあり、予想外の対応、選手からの頼まれごと、ケガの対応などで仕事の順番が狂うこと、ズレること、どれをしたらいいのかわからず焦ることがよくありました。

むしろない時は「今日はハッピーな日だ!」って思うぐらい
今自分がしている仕事量と優先順位をシーンごとに意識するようになってから予想以外のことにも対応できる余裕が生まれ、冷静にマネージャーの仕事が出来るようになりました。
さらに余裕が出来たことで勉強・違う仕事に取り組めるようになりました。
体調管理をしっかりする
目的:余裕を作るため
マネージャーの仕事をするうえで自分の体調がよくないと仕事以前の問題になります。
といった感じでマネージャーの仕事、すなわち仕事に関わる選手に影響を出さないため体調が悪くなる前に早めに対処するようにしていました。
なによりも体調が悪い中、体力と頭をつかうマネージャーの仕事をすることは自分自身が辛いから避けたかったのも1つの理由です。
なので体調管理は悪くなる前に対応して完全に悪くならないように心がけていました。
体調管理を意識するようになってから、どんなどんな症状が出たら風邪ひく前なのかがわかるようになり、寝込むような風邪はなくなりました。
1度にはやらない
意識していたといっても7つを1度に意識することは無理です。
入部して間もないなら、仕事を覚えていること・慣れることで精一杯だと思います。
私は要領が悪く、不器用だったため余計に無理でした。
なので少しづつ意識することを増やして、出来ることを増やしていきました。
社会人マネージャーはマネージャー期間が決められているわけではないので、半年や1年を目安の自分で振り返り、確認して進んでいきました。
こんな感じです👇

私を期間がなかったのでゆっくり進んでいきましたが、学生のマネージャーさんは期間があるので毎月振り返って自分の進み具合を確認してみるといいですね。
マストはこの3つ
7つ紹介しましたが、私がいたチーム事情が含まれています。
じゃあ私のチーム事情関係なく、マネージャーの人が取り組める、参考に出来る意識することはなんなのか。
それは3つがこれです。
私はマネージャーを始めた頃から、多くのマネージャーを見たり、機会があれば話したりすることがありましたが、すごいなと思うマネージャーのみんながしていたことはこの3つでした。
特に選手から信用されたいと思うのであれば、選手がしてほしい・選手が●●したいと思ったときに準備出来ていたりする、準備に取り掛かっていたりしていることが大事なんですが・・・それを自然にしているマネージャーを見た時には鳥肌が立ちました。
色々な理想のマネージャー像があると思いますが、この3つは意識して間違いはないと思います。
注意ポイント!
大事だからと色々なことをすっ飛ばしてやる人がいるけど、それは待ってほしい。
意識してやるのはまずは自分のことが出来てから!
少なくともこの3つが出来ていない段階で意識するといったステップに進むのは待ってほしい。
やる気があるがゆえに『もっと・・・!』という気持ちからすっ飛ばしたとしても、今の場所でやっている人のやり方すら出来ない・理解しない人にはいいイメージはつきにくいです。
なによりもマネージャーとして活動する場所でやってきた人のやり方・考え方をきちんと理解しないまま進むのは、自分がマネージャーとして活動にするにあたり不利になります。
自分が大切にしていたものを勝手に壊されたり、荒らされることはイヤですよね?
同じことをしないためにもまずはきちんと自分がするべきこと・自分がいる場所のことを知ってからでも十分間に合うので、一歩一歩進んでいって下さいね。
6年通して意識した1つ

前の7つは徐々に意識して増やしていきましたが、それとは別に1つだけ6年間常に意識していたことがあります。
それがいかに仕事を工夫して早く終わらせ、選手を見る時間を作るということ。
これはなりたいマネージャー像に近づくためといって理由からではないです。
1人マネージャーだったためです。
部活のように監督はいるものの選手と兼任、コーチなど常に見ている人・対応できる人はいない環境でした。
マネージャーである私がここまで意識することはなかったかもしれませんが、勝ちにこだわる選手を見ているうちに自然とこれだけは意識していました。
もちろんマネージャーなので監督・コーチのように知識があるわけではないので出来るのは異変・違和感に早く気づくこと。
異変・違和感に気づくためにも仕事しながらでも見る余裕を残せるようにすることが必要不可欠でした。
また1人なので対応しつつもマネージャーの仕事も回せるようするために早く確実に終わらせることも不可欠でした。
そのためこれだけは6年通して常に意識していました。
おわりに
意識することと一言でいっても、なにが目的で・なにを叶えたいのかによって変わってくると思います。
それでも必ずこの行動は選手・チームの役に立てるか?というかことは考えていてほしいです、それがマネージャーの役割なので。
意識して自分のできることを増やして、チーム・選手の役に立てるようになっていきましょう!
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